大人の叢生(歯が凸凹になっている)治療について

叢生(歯が凸凹になっている)

歯が捻じれていたり、重なって飛び出したり、いわゆる八重歯のようになっている状態です。

どうして叢生になってしまうの?

顎の大きさに対して歯の大きさが大きかったり本数が多いため、歯がきちんと並ぶことができないため起こってしまいます。

どういって治療法が適しているの?

大人の叢生

表側につけるマルチブラケット装置で治療するのが一般的です。セラミックブラケットやホワイトワイヤーを用いると目立ちにくいですが、どうしても人に知られたくないのであれば裏側からの治療(インコグニート)やインビザラインやアソアライナー(マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)で治療することだ出来ますので、患者さんのライフスタイルに合わせて最適の治療方針を提案いたします。

成人の叢生の症例をご紹介します。

13歳、女性
主訴 出っ歯と上の前歯の凸凹が気になる。
検査 セファログラム分析より上下顎の前後的位置は問題ないが、模型分析より上顎臼歯部の近心位(前のほうにあること)が認められた。
治療計画 上顎の大臼歯の後方限界(歯が後ろにこれ以上移動できない)を考え、上顎左右第一小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置にて治療を行う。
経過 上顎大臼歯の過剰な近心移動を抑制するために、トランスパラタルアーチを併用し、2年1か月でマルチブラケット装置を撤去し、保定を開始した。

開始時

開始時

開始時

5か月後

5か月後

5か月後

2年6か月

2年6か月

2年6か月

大人の叢生・受け口(上下小臼歯抜歯) 24歳、女性
主訴 上の前歯の凸凹が気になる
検査 模型分析より右臼歯の交叉咬合および右側中切歯の反対咬合が認められ、アーチレングスディスクレパンシー(歯列周長に対する歯の大きさの総和差)が著しく大きかった。セファログラム分析より下顎の前方位および下顎前歯の舌側傾斜が認められた。
治療計画 歯の排列するためのスペース獲得のために、上下左右第一小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置にて治療を行う。
経過 1年8か月で歯の排列が終了したため、マルチブラケット装置を撤去し、保定を開始した。現在も咬合が安定している。

開始

開始時

開始時

開始後6ヵ月

開始後6ヵ月

開始後6ヵ月

開始後9ヵ月

開始後9ヵ月

開始後9ヵ月

開始後1年8ヵ月

開始後1年8ヵ月

開始後1年8ヵ月

叢生にならない予防策はあるの?

顎の成長を誘導することができる小学生低学年の時に小児矯正治療を受ければ叢生の度合いも少なくなります。成人して成長が終わっていれば顎の大きさを変えることができないので、歯を外側に並べるか、歯のサイズを小さくする(歯冠形態修正、ストリッピング)か、抜歯を行うことで隙間を作り並べないといけません。当院では精密検査の分析に基づいた、現在の状態の原因に対する治療方針を患者さんに合わせて提案しております。