顎変形症について

顎変形症は保険対応です。

顎変形症と診断された場合、治療は保険適応になります。

矯正治療で改善が難しい症例だった場合、外科矯正(顎変形症の手術)を行うことによって、お悩みを改善することが出来ます。
提携している大学病院と矯正治療専門の当院が連携した治療を行いますので、美容外科などと比較すると安価で治療を行えます。

どのような場合に保険適応になるの?

不正咬合のうち骨格的な要因が原因で、それに伴う咀嚼機能障害、発音機能障害が認められる場合の手術を前提とした矯正治療を行うと決定した時から保険適応となります。

治療に年齢制限はありますか?

下顎の成長が認められなくなる15歳以降であればいつでも可能です。まだ成長がある場合は手術後にさらに成長してしまう可能性があるためです。

また、加齢により顎の骨が薄くなりすぎると手術が出来なくなる場合があります。
手術を行う提携している大学病院での検査で可能かどうか判断していただくことになります。私の経験した最高年齢は58歳の女性でした。

顎変形症の治療法

手術前の矯正治療(術前矯正)、顎骨の手術、手術後の矯正治療(術後矯正)の3段階で治療を行います。
矯正装置は通常のマルチブラケット装置を使い手術直後にしっかりと咬みあう状態まで歯を動かします。
その後提携先の大学病院とミーティングを行い、骨の移動様式を決定し手術を行います。
入院期間は1週間程度です。退院後、術後矯正として仕上げの矯正治療を行い、咬合の安定を確認後、装置をはずして保定に入ります。

提携先の病院について

顎変形症の治療は矯正歯科専門医と顎変形症手術専門医が綿密な連携をとって治療計画を立てて、その計画に沿った治療を実現することにより、機能的な咬合の改善や術後の安定性はもちろん、患者さんが希望される顔の変化を達成することができます。
大学病院勤務時代にセカンドオピニオン外来にいらっしゃった他院で行った顎変形症の治療結果に納得されていない患者さんが、術後にかみ合わせが安定していなくて前歯でご飯が噛み切れないとか、聞いていた話とちがい口元が出てしまって不満があるといったことを訴えられることがありました。
治療経過を主治医の先生に問い合わせて、何が原因か精査したところ、手術計画の時点では求めている結果が達成されていそうであるのに、実際は計画通り顎の移動が達成されていないことが原因であることがほとんどでした。

当院では以前からタッグを組んでる、年間の手術件数が多く、手術精度も高い顎変形症手術専門医として、東京医科歯科大学歯学部附属病院口腔外科、横浜市立大学附属市民総合医療センター歯科・口腔外科・矯正歯科、北里大学病院形成外科・美容外科の先生に手術を依頼しております。
患者さんには顎変形症の治療を開始する前に必ず顎変形症手術専門医の受診をしていただきます。
そこで手術の内容やリスクなど納得のいくまで説明を聞いていただいたうえで、治療を開始するかどうか決定していただいております。

一生で一度しか行わない治療ですので、全ての疑問や不安を解消してから、治療のゴールに向けてみんなで一緒に進んでいきましょう。