小児矯正の治療期間

装置の種類

拡大床

拡大床の特徴

夜寝る時にのみ使用する取り外しが出来るプレートタイプの矯正装置です。弱い持続的な力がかかる形状記憶合金のバネが組み込んであるネジ(メモリースクリュー)を少しずつ回して装置の幅を広げることで、顎の骨の横方向の成長を促し、歯列弓を拡大することで隙間を作り、前歯の叢生を解消していきます。

拡大床のメリット

弱い力が持続的にかかるネジを使用しているため痛みがほとんどありません。また取り外しが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすく、寝ている間に装着していただきますので、お子様が違和感を覚えにくいです。

拡大床のデメリット

毎晩装置を使用しないと効果が少ないです。当院ではカラフルな装置の中からお気に入りの装置の色を選んでもらうことや、装置チェック表(写真)に記載していただくことで、達成感を覚えてもらうことで習慣づけていただいてます。最初のうちは違和感があり、寝ているときに無意識のうちに外してしますことがあるのですが、朝外れている日は学校から帰ってきてから家で起きている時間はめておくことで違和感が少なくなり、朝まで入っている日が多くなっていきます。

また一つの装置では拡大量に限界があるため、さらに拡大が必要である場合は新しく装置を作り替える必要があります。当院では装置をいくら作り変えて追加しても追加料金はありません。

拡大床の治療期間

上の前歯が生えかわったときから12歳臼歯が生えてくるまでが拡大床の能力が発揮できる期間です。だいたい7歳から12歳までの間使用します。

拡大床を用いた治療の可能範囲

乳歯と永久歯の混合歯列期の叢生に使用します。永久歯にすべて生えかわるまでに十分な隙間を獲得することができれば、それだけで自然に歯並びが整うことが期待できます。また、完全に叢生が解消できない場合でも、歯を抜かなくてはならないリスクを軽減したり、成人矯正治療の期間が短縮するメリットがあります。

バイオネーター(拡大ネジ付き)

バイオネーターの特徴

咬むという機能を利用して出っ歯を治すために下顎の前方への成長をうながします。これも夜寝る時に使用する取り外しが出来るマウスピース型の矯正装置です。成長を引き出したり叢生も併発しているお子さんは拡大ネジを組み込んで少しずつ歯列弓の幅を広げて行きます。

バイオネーターのメリット

また取り外しが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすく、寝ている間に装着していただきますので、お子様が違和感を覚えにくいです。拡大が必要であってネジを組み込むタイプの装置であっても毎回少しきついけど痛くない程度の拡大を行うため痛みがほとんどありません。

バイオネーターのデメリット

毎晩装置を使用しないと効果が少ないです。当院ではカラフルな装置の中からお気に入りの装置の色を選んでもらうことや、装置チェック表(写真)に記載していただくことで、達成感を覚えてもらうことで習慣づけていただいてます。最初のうちは違和感があり、寝ているときに無意識のうちに外してしますことがあるのですが、朝外れている日は学校から帰ってきてから家で起きている時間はめておくことで違和感が少なくなり、朝まで入っている日が多くなっていきます。

また一つの装置では下顎の成長の度合いや拡大量に限界があるため、さらに成長を促したり、拡大が必要である場合は新しく装置を作り替える必要があります。ただし、例えば下顎の成長は目標を達成したのですがまだ拡大が必要であれば拡大床へ移行することもあります。当院ではそのように装置をいくら作り変えて追加しても追加料金はありません。

バイオネーターの治療期間

上の前歯が生えかわったときから12歳臼歯が生えてくるまでがバイオネーターの能力が発揮できる期間です。特に下顎の成長は身長が伸びる時期に呼応して引き出しやすいのでだいたい7歳から12歳までの間使用します。

バイオネーターを用いた治療の可能範囲

乳歯と永久歯の混合歯列期の下顎が後ろの位置にあることが原因の上顎前突症(出っ歯)に使用します。永久歯にすべて生えかわるまでに下顎の成長をつかまえて上下の顎の前後的な位置を整えておくと、また、さらに隙間が必要なときでも十分な隙間を獲得することができれば、それだけで自然に歯並びが整うことが期待できます。また、完全に上顎前突や叢生が解消できない場合でも、骨格的なバランスを歯でカモフラージュするために上の歯を余分に抜かなくてはならないというリスクを軽減したり、成人矯正治療の期間が短縮するメリットがあります。

ツインブロック

ツインブロックの特徴

咬むという機能を利用して出っ歯を治すために下顎の前方への成長をうながします。これも夜寝る時に使用する取り外しが出来るマウスピース型の矯正装置です。夜寝る時に鼻づまりで口が開いてしまい、バイオネーターがどうしてもはずれてしまうお子様に装置が飛び出しづらいタイプの装置です。叢生も併発しているお子さんは拡大ネジを組み込んで少しずつ歯列弓の幅を広げて行きます。

ツインブロックのメリット

バイオネーターより維持力があり寝ているときに無意識のうちに装置がはずれる可能性が少ない装置です。また取り外しが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすく、寝ている間に装着していただきますので、お子様が違和感を覚えにくいです。拡大が必要であってネジを組み込むタイプの装置であっても毎回少しきついけど痛くない程度の拡大を行うため痛みがほとんどありません。

ツインブロックのデメリット

装置の使用時間が短ければ効果が出にくいのはバイオネーターと同じですが、乳歯の生えかわりの旺盛な時期になると装置の適合が悪くなりやすく、使用できなくなることがあります。適応時期がバイオネーターより短いです。

ツインブロックの治療期間

上の前歯が生えかわったときから乳臼歯が生え替わるまでがツインブロックの能力が発揮できる期間です。だいたい7歳から10歳までの間で適応機関がバイオネーターより短いです。

ツインブロックを用いた治療の可能範囲

乳歯と永久歯の混合歯列期の下顎が後ろの位置にあることが原因の上顎前突症(出っ歯)に使用します。バイオネーター永久歯にすべて生えかわるまでに下顎の成長をつかまえて上下の顎の前後的な位置を整えておくと、また、さらに隙間が必要なときでも十分な隙間を獲得することができれば、それだけで自然に歯並びが整うことが期待できます。また、完全に上顎前突や叢生が解消できない場合でも、骨格的なバランスを歯でカモフラージュするために上の歯を余分に抜かなくてはならないというリスクを軽減したり、成人矯正治療の期間が短縮するメリットがあります。

上顎前方けん引装置(取り外しタイプ)

上顎前方けん引装置の特徴

反対咬合の治療で上顎を前方に成長を促す、取り外しが出来るマウスピース型の矯正装置とフェイスマスクの組み合わせの装置です。

自宅で夜寝る時を中心に使用していただきます。従来が肩に比べ、取り外しが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすいのが特徴です。

上顎前方けん引装置のメリット

上顎の前方への成長が下顎の前歯のかみ合わせによって妨げられている場合この装置によって骨格的なバランスを整えることができます。

前方成長するのに必要な力は400~500グラムと比較的大きいので、従来は口腔内に固定式の装置を装着し、フェイスマスクを使用していましたが、当院では同じ力で引っ張ってもはずれにくいデザインの口腔内のを取り外し式の装置を考案し使用することで、日中に装置が口の中にある状態を避けることができるようになりました。

上顎前方けん引装置のデメリット

寝るときに使用するため寝相が悪いと装置が外れてしまうことがあります。その場合は学校から帰ってきて家にいるときに装着していただくことになります。装置に慣れて寝ているときにも外れなくなってくれば寝るときのみ装着していただきます。また取り外しの装置なので装置を使用しないと効果がありませんので頑張りましょう。

上顎前方けん引装置の治療期間

8,9歳頃までがこの装置の使用期間になります。上あごの成長はそのころになるとスローペースになります。成長を引き出しても反応が悪くなり、装置の効果がほとんどなくなってきます。

上顎前方けん引装置を用いた治療の可能範囲

幼児期から永久歯の前歯が生えてくる頃の反対咬合で、とくに検査をして上あごが後ろの位置にあるときに使用します。下顎の成長は上顎の成長より後に来ますので、ご家族で反対咬合の方がいるときは、下顎の過成長が起こる可能性があるため、上顎の成長を引き出しきった後は、下顎の成長が終わるまで経過観察を行うことが多いです。将来くるであろう下顎の成長をみこして上顎の成長を引き出すことで、永久歯列になってからの骨格的な上下のギャップが少なくなり、最終的な仕上げのかみ合わせを作る矯正治療の難易度が下がり、顎変形症の手術を併用する矯正治療や、抜歯を行う矯正治療を避ける可能性が大きくなります。

ムーシールド

ムーシールドの特徴

前歯が反対になっているお子様に使用するマウスピース型の矯正装置です。舌や唇の力を使って前歯の傾きを改善します。取り外しが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすいのが特徴です。また、寝ている間に装着していただきますので、お子様が違和感を感じにくいというのが特徴です。

ムーシールドのメリット

舌や唇の力を使って歯を動かすため痛みはほとんどありません。装置の形もシンプルでお手入れもしやすいです。

ムーシールドのデメリット

この装置だけで反対咬合の問題点がすべて解決するわけではありません。数か月装置を使用して効果がない場合は他の装置に切り替えて治療します。

ムーシールドの治療期間

6ヵ月から1年程度です。それ以上使用しても効果がない場合は別の装置に切り替えます。

ムーシールドを用いた治療の可能範囲

幼児期の反対咬合に使用します。特に上の前歯が生えてくるタイミングで舌の歯よりも後ろ側に生えてきそうなときに使用すると、効果的です。この装置を使っても治らない場合は、オーダーメイドのマウスピースを作成して本格的な第一期矯正治療を行っていただきます。

プレオルソ

プレオルソの特徴

軽度の不正咬合に対して、舌や唇の筋肉のバランスを整えることで、歯並びやかみ合わせを改善する取り外しが出来るマウスピース型の矯正装置です。

取り外しが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすいのが特徴です。また、寝ている間に装着していただきますので、お子様が違和感を感じにくいというのが特徴です。

プレオルソのメリット

軽度の不正咬合に対して舌や唇の正しい使い方を習得することで歯並びを改善する目的の装置であるため、痛みはほとんどありません。

プレオルソのデメリット

正しい使用方法をしないとかえって悪い歯並びになってしまいます。また舌は唇の筋肉のバランスを整える機能しかないため、この装置だけで全ての問題を解決することはできないため、第一期の矯正治療を行う前の導入の装置として使用します。

プレオルソの治療期間

6ヵ月から1年程度です。それ以上使用しても改善が認められなければ他の装置に切り替えて治療を行います。

プレオルソを用いた治療の可能範囲

舌や唇の悪習癖が原因と考えられる軽度の叢生、上顎前突、反対咬合、開咬に使用します。開始のタイミングは上の前歯が生えてくるタイミングです。数か月間この装置を使っても治らない場合は、本格的な第一期矯正治療を行っていただきます。

また、第一期治療で上下の骨格的なバランスが整い、拡大をして永久歯の生えるスペースを獲得したとき、まだ乳歯が残っていた場合は、そのタイミングでプレオルソを使用します。残りの永久歯がいい位置にはえてくるように誘導する効果もあるためです。12歳臼歯(第二大臼歯)までそろったときに、歯並びに気になるところがなければそれで矯正治療が終了します。